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インテルに学ぶ、卓越したコーチング・カルチャーへの6つのヒント

株価の上昇が経済を活性化させることを例えて、満ちていく潮がすべての船を持ち上げる、とよく言います。しかし、これはまた、企業のコーチング文化の育成がもたらす影響についての適切な比喩でもあります。高いポテンシャルを持つマネジャーに、コーチング・スキルの開発を奨励する職場には、定着率の向上、収益性の向上、戦略目標の組織的達成など、トリクルダウン効果があるのです。

最先端の半導体を設計・製造する世界的なリーダーであるインテルに尋ねてみましょう。同社は、コーチング・エコシステムを培い、社風に根付かせています。コーチング・プログラムへの投資対効果は、営業利益で年間約10億ドルにものぼります。この数字は、コーチングによるチーム全体の行動変容に直接結びついており、その行動変容が可能にした新たな収益や、離職に伴っていたコストの削減などが含まれています。

この数字が自らを物語っています。さらに次のような成功指標もあります:

  • リーダーの昇進率が以前の2.7倍となりました。
  • コーチング受講者のビジネス目標の達成率は、91%に上昇しました。
  • 満足度の広がりがスコアに表れています。ネット・プロモーター・スコア(NPS)は常に世界標準の80点を超え、リーダーシップ・フィットネス・コーチングなどのフラッグシップ・プログラムは87点を獲得しています。

インテルの受賞歴あるコーチング文化は、社内リーダーでICF認定コーチのマリアン・パイクとリネット・ウィンターが提唱した草の根的な取り組みから始まりました。この2人は、プログラムの初期導入にはなくてはならない存在であり、新しいコーチングの様式や技術を組み合わせたモデルに投資することと、価値を高めて有意義なROIを証明できる測定プラットフォームが大切である、と考えました。

このプログラムは、組織全体への戦略的な展開を促進し、プログラムの成功の可能性を高めるために、3つの柱に基づいて構築されています。この3本柱は、次のような考え方に基づいています:

  • コーチングを受ける: マネージャーやリーダーは、資格を持った社内外のコーチからさまざまな形のコーチングを受けることができます。
  • コーチングの方法を学ぶ: コーチング・スキルを学び、トレーニングや人をコーチする認定を受けることで、コーチング受講者や従業員は、生徒から先生になることができます。
  • 管理およびインフラストラクチャ: コーチングプログラムは、最先端のシステムとデータ主導の設計により、企業レベルで運営されます。

コーチング・カルチャーを支える基盤が整えば、いよいよ楽しいことが始まります。あなたの組織が、職場に合ったプログラムを創造的に構築することができるのは、この場なのです。

卓越したコーチング・カルチャーを開発するための6つのヒント

個人、および組織レベルに、測定可能な影響を与えるようなコーチング・プログラムを作るには、戦略的な計画、展開、成功を評価するための指標が必要です。

ここにインテルの6つのベスト・プラクティスの舞台裏をお見せしますので、あなたはこれらを使って成果を出せるクラス最高のコンテンツを備えた厳格なプログラムを開発することができます。

  1. 倫理と標準に基づいたコーチングプログラムを構築。インテルのコーチング契約はICFの倫理規定に基づいており、トレーニング(内部または外部)はICFの基準に基づいて内部または外部のICF認定プログラムを通じて提供されています。
  2. ファシリテーティブ・リーダーシップを通じて、リーダーがロール・モデルとなるようなアプローチを採用。インテルは、グローバルに展開する先導的ハイテク企業として、常に進化し続ける業界において、変革を推進するようにリーダーに勧めることで、イノベーションを重んじています。コーチングは、主に高い潜在能力を持つマネージャーやリーダーを対象として、ワークフォース・エンゲージメントを促進し、才能を開発し、リーダーシップ・スタイルを変革することを目的としています。リーダーには、同僚とつながり、対照的な視点を管理し、チームとして協力することが奨励されます – そうして、個人として単独で働くよりも高い成果を上げることができます。
  3. コーチング・ソリューションをカスタマイズ。インテルは、女性リーダーシップ・アカデミーと、初めて親になった人たちが職場に復帰するためのプログラムを開始しました。このアプローチは、女性および少数民族の上級管理職の数を倍増させるという同社の目標を直接的にサポートするものです。この目標を達成するため、インテルは、主流から外されたと思っている個人が、コーチングを受けられるようにすることに重点を置いています。
  4. リーダーを、コーチング受講者からからコーチに昇格させるという使命を採用。まず、マネージャーやリーダーは、社内外のICF認定コーチとペアを組み、スキルをレベルアップさせます。その後、生徒から先生になり、トレーニングを受けて他の人を指導することができる認定を得ます。
  5. 自動化し、進捗を追跡するためのコーチング管理システムを導入。インテルは、ユーザーの経験を能率化し、進化するコンテンツの更新を容易にする最先端のプラットフォームで、社内コーチング・プログラムを管理しています。
  6. データ主導的方法を使って成果を測定。プログラムの成功を評価し、インパクトを高めるためのコンテンツを進化させるためには、フィードバックが不可欠です。インテルでは、以下のようなマルチチャンネル・アプローチで意見を集めています:
      • コーチング受講者とコーチからのアンケート回答。
      • マネージャー育成のフィードバック。
      • リテンション分析。

      さらに詳しく

      インテルが集中的な取り組みを始めてから15年間で、コーチング・プログラムは驚くべき成功指標を達成しました。インテルにおける変革の触媒としてのコーチングについてもっと読み、あなたの組織で変革的なコーチング文化を創造するためのインスピレーションを見つけてください。 私たち組織チームの中でのICFコーチングは、コーチング・カルチャーを構築/維持したい組織のために、さまざまなリソースを提供しています。

著者:ステファニー・ノリス

ステファニー・ノリスは2011年から国際コーチング連盟の運営に携わっており、2021年にICFのアワードディレクターに就任しました。この職務における取り組みとして、最近、組織全体の連携を高めることを目的として、全世界のアワードシステムの再構築を実施しました。初回のICF Coaching Impact Awardsは、すでに大きな反響を呼んでいます。ノリスは、コーチングが世界に与えるポジティブな影響を強力に推進し、あらゆる集団に属する人々をまとめ、コーチングの素晴らしさを称えています。英語、スペイン語、ポルトガル語に堪能であるほか、フランス語での会話も可能。システムアナリストで文学の修士号を取得。ワールドカップ優勝国でもある、アルゼンチンのブエノスアイレス在住。

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Originally written in English by Stephanie Norris.
Coaching World, April 10, 2023, 6 Tips for a Standout Coaching Culture from Intel

https://coachingfederation.org/blog/standout-coaching-culture

翻訳:高山 博

Disclaimer: This article was approved by ICF for translation and was translated by a Japanese translator hired by ICF Japan Chapter. The original article of this translation was written in English for ICF Coaching World. Please note that ICF and ICF Japan Chapter do not take any responsibility for any potential errors or mistakes in the translation. For clarity of the content, please refer to the original version on the ICF website at https://coachingfederation.org/blog

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