理想のコーチング・クライアントを獲得することは、新人コーチが高給取りのクライアントを得ることと同じくらい困難なことのように思えます。しかし幸運なことに、どちらも実現可能で、あなたが思うよりも簡単なのです。
ここでの本当の秘訣は、まずあなたのICA(理想のクライアントのアバター)を特定することです。つまり、あなたの成果が効果的で一貫性のあるものになるように、あなたの興味やスキルにマッチするクライアントのプロフィールを見極める必要があります。
この3つの簡単なステップで、あなたの理想に合うクライアントを見つけてください。
ステップ1 – 理想のクライアントが訪れる場所に足を運ぶ
あなたのクライアントが普段通っている場所や、彼らがよく参加しているイベントやワークショップをよく知っておきましょう。
そうすることで、彼らが快適に感じる環境でニュートラルな状態の彼らに会うことができます。それにより、最もポジティブで自然な結果を得られるでしょう。
このような場所で彼らと会うことで、彼らが興味を持っているトピックを特定することができ、彼らがあなたのICAにマッチしていていそうかどうかを見ることができます。
ライフ・コーチであれば、個人の成長イベントに参加して、成長する方法のテクニックを学びたいと思っているクライアントを見つけることができるでしょう。
もしくは、ビジネス・コーチであれば、自分の専門分野のトピックを中心としたグループに参加して、あなたのコーチングに興味を持っている可能性のある参加者にアプローチすることもできます。
ステップ2 – 会話を始める
あなたの新しいクライアント候補を見つけたら、他のコーチよりも目立つためにあなたならではの強みを見つける必要があります。
強引だと思われない、あるいはもの欲しそうに見えない形で、相手との会話をスタートする方法を考えてみてください。また、対話の中で、クライアントの反応を測定して、彼らが快適に感じているかどうかを測っておくと良いでしょう。
新しいクライアントにアプローチするとき、あなた相手から、そのトピックについてよく知っている、最新情報にも長けた専門家だと見られたいと思っていることでしょう。
直感に反するように聞こえるかもしれませんが、最初からあなたの職業について言及することは避けましょう。なぜでしょうか? なぜなら、クライアントがあなたがコーチであることを知ったら、興味を持って興奮してしまうかもしれないし、逆に、ガードを固くしてそれ以上自分のことを話してくれなくなってしまうかもしれないからです。
その代わりに、会話はクライアント候補の中の好奇心を刺激し、相手が興味を持つトピックについて話せるアイデアで始まるべきです。そうすることで、両者の間に絆を生む、共通の関心事を得ることができます。
以下に、あなたがクライアント候補と試せる、効果的な2パート式の会話の始め方をお伝えしておきます。
1. クライアントが解決したいと思っている具体的な問題を特定する
2. 別の視点から問題にアプローチし、それを会話のきっかけにする
新しい会話を始めることは簡単なことのように思えるかもしれませんが、成約率を高めるためには戦略と努力が必要です。
ステップ3 – 結果を出し、契約してもらう
クライアントとして契約してもらうための最善の方法は、会話を通して相手を知り、相手を理解し、相手の問題を軽減するためのアイデアを共有することです。
クライアントがコーチと契約するのは、全て、彼らのニーズを特定し、解決策に導くという目的のためです。コーチである私たちが望む結果を得るためではありません。
あなたが20~30分以内にクライアント候補に感銘を受けさせたいと思っているとします。彼らが抱える問題に、解決策と結果になる得る何かを与えてください。そうすれば、彼らは興味を持ち続けるだけでなく、あなたとの会話を続けたいと思うようになります。この時こそが、あなたのコーチング・サービスを提案し、契約プランについて話す瞬間です。
もしあなたが新しいコーチなら、どうすれば30分以内で結果を出すことができるでしょうか?
偉大な先輩たちから学びましょう。クライアント候補へのアプローチの仕方や会話の流れを観察し、状況を分解してみましょう。より近い結果を得ることができるようになるために、自分に必要なものは何なのか考えてみてください。
あなたが練習し、あなたのスキルを磨けば磨くほど、クライアントが断ることのできない素晴らしいプランやソリューションをその場で作ることが出来るようになっていきます。
これで、あなたの理想のコーチング・クライアントたちと契約し、これまでにないほどコーチングビジネスを成長させる準備が整いました。ただし、常に状況整理を怠らず、あなたが対応できない程多くのクライアントを抱えないようにしましょう。私たちの目的は、より多くのクライアント数を持つことではなく、より大きな変化を生み出すことなのですから。