2024年11月7日(木)17:00-21:30秋葉原にてHoIC(House of ICF Coaches)第3回対面交流会”コーチの新たなつながりが生まれる場”を開催しました。当日は約50名のコーチが集まり対面での交流を深めることができました。
以下、実施概要を報告させていただきます。
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イベントは、午後5時から約4時間にわたって開催され、前半と後半の二部構成で進行されました。
オープニングでは、ICFジャパン運営委員による挨拶とグランドルールの説明が行われました。「コーチとしてのリスペクトと感謝を忘れない」という指針が強調され、参加者は積極的かつ誠実な姿勢でイベントに臨む雰囲気が醸成されました。
■前半の部:トレンドシェアとコーチング体験
前半の部では、まずICFジャパンが提供するグローバルトレンドの共有が行われ、世界のICF会員数や資格保有者の動向、コーチング業界の成長とその要因について具体的なデータが示されました。
PwCとの共同調査に基づく2023年のICFグローバルコーチングスタディが紹介され、北米やヨーロッパにおけるコーチング需要の高まりと日本におけるコーチング認知度の課題について情報提供が行われました。
続いての「コーチングプラクティス体験」では、実際のコーチングセッションを3人1組となりロールプレイングを通じてコーチングのスキルを磨きました。
「今ここに在り続ける」というテーマのもと、集中力と共感力を養うことに重きを置いた体験が行われ、参加者からも好評を得ました。
また、今回はICF資格の取得を検討している参加者向けに、資格相談ブースが設けられました。資格取得や試験対策についての情報を得ることができ、多くの参加者が自身のコーチとしてのキャリアを考える良い機会となりました。
■後半の部:MCCパネルディスカッションとチーム対抗クイズ
後半の部では、ICFの最上位資格であるMCC(Master Certified Coach)を取得したコーチ陣によるパネルディスカッションが行われました。
各分野で活躍するコーチがそれぞれの経験や考えを共有し、コーチングの魅力や苦労、MCC資格取得後の変化について語りました。
特に「不安や困難に直面した時の乗り越え方」や「コーチングを通じて得られる成長」が大きなテーマとなり、参加者からの質問にも丁寧に答える姿が印象的でした。
さらに、参加者同士の交流を深めるための「チーム対抗クイズ」が行われ、ICFジャパンやコーチングに関するクイズに挑戦しました。
優勝チームには、ICFジャパンのイベント参加券や公式Tシャツがプレゼントされ、盛り上がりを見せました。
■まとめ
イベントの最後に、ICFジャパンは2030年までに国内でICF認定コーチ1万人を目指す目標を掲げており、コーチングの普及活動を継続する姿勢が示されました。
また、来年6月に開催予定の「コーチング・コンバージ2025」というICFジャパン主催の大型イベントの概要が紹介され、コーチングに関心を持つ学生や若年層にも門戸を広げていくことが発表されました。
今回の対面交流会は、コーチングの理解を深め、コーチ同士のつながりを強化するための貴重な場であり、ICFジャパンが提供する学びと交流の意義を再確認する機会となりました。
事後アンケート結果からは、様々なスクールの方、異なる年代の方との交流機会が良かったとのコメントが多数寄せられました。またMCCのトークセッションについては、普段聞けない経験談について聞けて大変参考になったと、評価を得られました。
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今後もICFジャパンは、こうした活動を通じて、社会にコーチングの価値を広め、コーチングを通じた自己成長と他者支援の可能性を追求してまいります。
ご参加いただいた皆さま、並びにご協力いただいた関係者の皆さま、誠にありがとうございました。また皆様にお会いできる日をICFジャパン運営委員一同、心より楽しみにしております。