2025年3月17日(月)19:30-21:30に六本木にて、第三回コーチ・カウンセラー交流会を開催しました。当日はコーチとカウンセラーが集まり、対面での交流を深めることができました。以下、実施概要を報告させていただきます。イベントは約2時間にわたり、ゲストによるパネルディスカッションと交流会を中心に進行されました。■オープニングオープニングでは、ICFジャパン運営委員による挨拶とイベント主旨の説明が行われました。「コーチとカウンセラーの相互理解とネットワークを強化する」という想いが伝えられ、ICFコア・コンピテンシーの「必要に応じて、クライアントに他の支援的職業の専門家を紹介している」に関連する取り組みとしての位置づけが改めて確認されました。■パネルディスカッション今回の目玉企画として、ICFジャパン代表理事の奥野雄貴氏と一級キャリアコンサルティング技能士/シニア産業カウンセラーの鵜飼柔美氏をゲストに迎え、パネルディスカッションが行われました。対人支援の専門家としての経験や想い、実践例が共有され、参加者は両分野における共通点と独自の視点について学ぶ機会となりました。特に「対人支援者に境界はなく、隣接領域の知識を学ぶ大切さ」や「自分らしい生き方の追求」といった視点は、多くの参加者の心に響いたようです。また、「日常を愚直に積み重ねていくこと」の重要性についても言及があり、地道な実践の価値が再確認されました。■交流会パネルディスカッション後の交流会では、参加者同士だけでなく、登壇者を交えた活発な意見交換が行われました。「コーチとカウンセラーの目指すところに大きな違いはない」という気づきや、「クライアントファーストで相談に応じる」という共通の姿勢など、互いの専門性への理解を深める対話がなされました。交流会では美味しいお弁当も提供され、食事を楽しみながらのリラックスした雰囲気の中で交流が進みました。多くの参加者が、理論的な理解を超えて実践的な観点からの対話に価値を見出していました。■まとめ第三回となる今回の交流会では、専門性の高いゲストを迎えてのパネルディスカッションを通じ、より深い相互理解を促進する機会となりました。参加者からは「奥野さんと鵜飼さんのお話がすごく勉強になった」「対談後に登壇者と参加者と話す機会があり、日頃から疑問に思うことなども解消することができてよかった」などの声が寄せられました。全体満足度は非常に高く、アンケートでは多くの参加者が最高評価の「5」を付けており、「コーチの目指すところは、カウンセラーとさほど変わりがない」「カウンセリングとの境界が思っていた以上に曖昧」など、新たな気づきを得た参加者も多くいました。ICFジャパンは、引き続きこのような交流の場を提供し、コーチとカウンセラーの相互理解とネットワークの強化に取り組んでまいります。ご参加いただいた皆さま、並びにご協力いただいた関係者の皆さま、誠にありがとうございました。次回の交流会でまた皆様にお会いできることを、ICFジャパン運営委員一同、心より楽しみにしております。