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【CoachingWorld】Coaching to Your Client’s Learning Style「クライアントの学習法のコーチング」

ICFでは年に4回、コーチングワールド(CW)という情報誌をオンラインとpdfで発行しています。
オンライン版であれば、会員でなくとも、誰でも自由に閲覧することができます。

ICF日本支部では、翻訳ボランティア会員の協力を得て、このコーチングワールドの記事をピックアップして日本語に翻訳し、日本の皆様に世界のコーチング状況をお伝えして参ります。これは将来的には会員専用コンテンツになる予定です。こうした活動を御支援いただくために、是非、御入会を御検討ください

今回は、2013年11月号から、荒木 まさえ氏に翻訳いただきました「Coaching to Your Client’s Learning Style クライアントの学習法のコーチング」の記事を御紹介します。著者のジェニーンは脳を基礎としたコーチングとグローバルトレーニングの開発組織である4MAT 4BUSINESSの代表/CEOです。優れたコーチは、クライアントの学習法をいかにコーチングすべきなのでしょうか?


CoachingWorld ISSUE8 November 2013
Coaching to Your Client’s Learning Style「クライアントの学習法のコーチング」

Coaching to Your Client’s Learning Style
クライアントの学習法のコーチング

クライアントに新しい結果を得させるために、その結果を築く新しい行動についてクライアントが学習し実行することをサポートしなければいけません。それは実に簡単なことであり、実に大変なことでもあります。クライアントにはそれぞれ学習法があります。つまり、新しい情報を取得し理解する仕方には自分なりのやり方があるということです。それぞれのクライアントの学習法の注目点にフォーカスするために何が必要かを理解しているコーチは、クライアントを成功達成に導くための計り知れない強みを持っていることになります。

クライアントの脳に入り込む

 学習するとき、私たちの脳は「なぜ(why)、なに(what)、どのように(How)、もし(if)」の4つ重要な質問と回答のサイクルをします。最近学んだことを思い出し、これらの4つの質問を見つけるのにどのように脳が回転したかを考えてください。

Coaching to Your Client’s Learning Style

クライアントの学習法を認識する

 4MAT Leaning Type Measure® のアセスメントツールには、評価される4つの主要な学習法があります。

 これらの多様な学習法(次項目にて説明)はクライアントがもっとも注意を向ける重要な質問はどれなのかに影響を与えると共に、どういった学習経験がクライアントに最も有益であり、最も苦痛であるかを測定します。

Coaching to Your Client’s Learning Style

それぞれの学習法へのコーチング

それぞれのクライアントの学習法に合わせた優れたコーチングをするために、最初に自分自身の学習法を知り、その結果として起きる偏見を知る必要があります。
自分とは違う学習法のクライアントに手を差し伸べてください。
「いつ~の経験をしましたか。」や「この経験をどう思ったかかについて何か気付いたことがありますか。」といった質問を調整し、機会を学び、クライアントと探した「手を伸ばす」ことによって、それぞれのクライアントの学習法に機能する成長の選択肢を探してください。

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タイプ1
質問:「~の経験をいつしましたか」または「この経験をどう感じたかについて何を気付きましたか」といった質問することで個人的な経験を振り返る
学習の機会:内省の練習、自己評価、記録、グループ学習
成長:内省から行動に移るように働きかける

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タイプ2
質問:クライアントが理解するために決まったやり方や型を見つけるのを助ける質問をする。例えば、「何が起こりましたか。このやり方について機能することは何ですか。似たような状況がもう一度起きたらどのような別の方法を行いますか。」をする。
学習の機会:型、構想、形式、条項
成長:すべての情報が揃っていない状況で決断をすることを促進する。

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タイプ3
質問:「これを行動に移すとしたら、最初にとる手段は何ですか。」あるいは、「過去にうまくいったやり方はどんなことでしたか。」といったクライアントが応用と結果を模索するのを促す質問をする。
学習の機会:実践的行動、役割練習、応用に即した練習、挑戦的任務
成長:活動を始める前に振り返り、選択肢について考え尽くすことを促す

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タイプ4
質問:このクライアントが適応し、可能性のある好みに訴える。「完璧な状況では、どんな結果になると思いますか。」あるいは、「この結果を常に前進させるために一つ選ぶことができるとしたら、どんな行動を選びますか。」といった質問をする。
学習の機会:職務の拡大、示唆に富む内容(ビデオ、記事、本)、自主学習、新手法(「何を試すことができますか。」)
成長:焦点をあて、責任を持ち、実行に移すよう働きかける

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 新しい結果を生み出すことは、クライアントが考えや行動の新しい手法に徐々に意識を当て、持続するよう働きかけることから始まります。

 結果の出せるコーチはコーチングの作用を促進するために、自分の学習法をクライアントの学習法に適応させることができるのです。

著者:Jeanine O’Neill-Blackwell ジェニーン・オニール‐ブラックウェル

ジェニーンは脳を基礎としたトレーニングとコーチングの認定を通して業績改善にフォーカスしたグローバルトレーニングと開発組織である4MAT 4BUSINESSの代表/CEOです。最近出版した著書は『エンゲージ:学習法に対するトレーナーのガイド』(ワイリー社、2012年)です。

Originally written in English by Jeanine O’Neill-Blackwell.
Coaching World, Issue 8, November 2013, pp.5-7

http://icfcoachingworld.com

翻訳:コーチングインターナショナル ビジネス&パーソナルコーチ 荒木 まさえ 氏

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