世界のコーチのOnline Magazin
COACHING WORLD

【CoachingWorld】グローバルな視点 global views:「見込みクライアントにコーチングの価値をどう伝えますか?」

ICFでは年に4回、コーチングワールド(CW)という情報誌をオンラインとpdfで発行しています。
オンライン版であれば、会員でなくとも、誰でも自由に閲覧することができます。

ICF日本支部では、翻訳ボランティア会員の協力を得て、このコーチングワールドの記事をピックアップして日本語に翻訳し、日本の皆様に世界のコーチング状況をお伝えして参ります。これは将来的には会員専用コンテンツになる予定です。こうした活動を御支援いただくために、是非、御入会を御検討ください。

今回は、2013年11月号から、大森 隆氏に翻訳いただきました グローバルな視点 global views:「見込みクライアントにコーチングの価値をどう伝えますか?」の記事を御紹介します。グローバルな視点 global views は毎回、世界のコーチ達にひとつの質問を投げかけ、経験に基づいた数名の回答を掲載するものです。いつか皆様がこの質問に答える機会があるかもしれませんね。

グローバルな視点 global views:「見込みクライアントにコーチングの価値をどう伝えますか?」


CoachingWorld ISSUE8 November 2013
グローバルな視点 global views:「見込みクライアントにコーチングの価値をどう伝えますか?」

フィリップ・デクラークフィリップ・デクラーク
プロフェッショナル認定コーチ(PCC)/ ベルギー
Philippe Declercq, PCC
Belgium

 見込みクライアントがコーチとの結びつきを深めると、クライアント自身やチームだけでは達成が困難な目標が頭に浮かんできます。
クライアントはコーチの支援に期待を寄せるのです。
コーチと共にあることで、クライアントは結果を産み出したり、目標を達成したり、成功を実現したり、パフォーマンスを引き出したり、人生を豊かにしたり、リーダーシップを発揮したりすることを望むようになるでしょう。
 コーチングの価値はそのプロセスの中にあります。
コーチはクライアントの仕事を肩代わりするわけではありません。
 コーチという存在がクライアントにとって安全で信頼できる環境を作るのです。
コーチはクライアントが意志決定することを助け、行動計画を立てて実現性を監査することを支援し、考えることを応援します。
そのプロセスの間、クライアントは、リーダーシップの開発発揮、個人の人生の豊かさ、長期的な成長と当初の目標の実現という価値を見出し続けるすことでしょう。
 コーチングの比類無き価値は、クライアントを自律に駆り立て、将来、同じような問題に自分で答えを出すようになるために必要なプロセスを学ぶことなのです。
 コーチングセッションの中で、クライアントのスピードが変化します。
 ジェット機から降りて野や街を歩くと、景色や様々なことに気づき、人と会う時間を持っては、自分でも忘れていた能力を使って、新しい活力やアイデア、視点をビジネスに取り戻すことでしょう。

ドナルド・ヒューズドナルド・ヒューズ
プロフェッショナル認定コーチ(ACC)/ シンガポール
Donald Huse, ACC
Singapore

 私のコーチの仕事のほとんどは組織が相手であり、直面する二つのチャレンジがあります。一つ目は、コーチングがリーダーシップ開発プログラムに対して重要な価値を提供する手法であるということを「購買」責任者に納得させることです。
 ここシンガポールでは過去10年以上に渡り、組織人事とリーダーの育成は別のものだと認識されるようになり、良質のエグゼクティブ・コーチングは尊重され、価値を認められています。
 リーダーシップ・スキルに関する対する影響の積み重ねと、コーチングへのリーダー達からの好意的なフィードバックは、コーチングを証明された手法として確立させました。
 二つ目のチャレンジは、個人クライアントに対するものです。コーチング契約を始めたばかりのクライアントのほとんどは、それまでコーチングを受けた経験がありません。
クライアントが全く見ず知らずの人に対して自分の長所や短所を話したくないと思うのはよくあることですし、かなり懐疑的な気持ちでコーチングを始めることもあります。
 私の戦略は、ラポールを築くためにリラックスできる雰囲気を作ることです。
私のクライアントは仕事について、特に彼らがその仕事をどのように誇りに思い、期待を持っているかを語りたいと思っているのです。
一旦ラポールが築かれれば、質問や傾聴が活きてくるでしょう。
 そうなれば当然のように1度や2度は“気づき”の体験が起き、クライアントはコーチングがどのように役立つかと、コーチングがもたらす価値を知ることになるのです。

シャロン・ジャンセンシャロン・ジャンセン
プロフェッショナル認定コーチ(PCC)/ 南アフリカ
Sharon Jansen, PCC
South Africa

 リーダーシップの在り方は強力な会話そのものですが、簡単に言い表せるものではありません。
私はよく、クライアントがこの捉えどころのないリーダーシップについてどのように考えているかを知りたいと思うのです。
 私はリーダーの方法を引き合いに出し、言語、身体、感情などのリーダーシップの構成要素について語り合います。
存在感のある模範的なビジネスリーダーを選び、クライアントの興味をそそるリーダーシップを発揮するためのコーチングの役割について話すのです。
 模範的なリーダーの要素をクライアント自身に置き換えさせる作業は創造的であり、右脳の訓練になるのです。その訓練によってクライアントは将来の可能性について考え、コーチングの体験を試します。
 私はコーチングスキルを日頃の会話に活かせるよう努力していますし、私のコーチとしての在り方がモデルとなり、私の仕事の価値を証明することを期待しています。

Originally written in English by Philippe Declercq,Donald Huse,Sharon Jansen.
Coaching World, Issue 8, November 2013, p.25

著者:フィリップ・デクラーク、 プロフェッショナル認定コーチ(PCC) ドナルド・ヒューズ、 プロフェッショナル認定コーチ(ACC) シャロン・ジャンセン、 プロフェッショナル認定コーチ(PCC)

Originally written in English by Philippe Declercq,Donald Huse,Sharon Jansen.
Coaching World, Issue 8, November 2013, p.25

http://icfcoachingworld.com

翻訳:株式会社SPECCHIO 代表取締役 大森 隆

CREATE AN INTERNATIONAL STANDARD OF COACHING

ICFジャパンの会員・パートナー様向けの情報提供メールから、会員・パートナー様限定情報を除いたICFジャパンからの情報をメールマガジン形式でお送りしています。